Shimizu Seizaburo Shoten
日本酒「鈴鹿川」や「作」で知られる酒蔵清水清三郎商店が創業150周年を迎えるにあたって本社機能の事務所棟と瓶詰めや原料処理を行う詰口棟などの建て替え計画である。国内では日本酒離れが叫ばれる中、これからは国内外を問わず 様々な人々に親しまれるためにと、自らが発信できる酒蔵を目指して建て替えられた。他方、日本酒は産地が重要視され ることから、「三重・鈴鹿」を世界に発信できる機能が建築に求められた。そこで、建築のあらゆる部位やエレメントに三重県産の木材の使用をはじめ、鈴鹿の伝統産業である伊勢型紙や鈴鹿墨の モチーフや、三重の職人らによる施工を取り入れる等の工夫を図り、「三重・鈴鹿」を世界に誇れる建築像を目指した。 また、建物は敷地中央に向けて向かい合う形で配置し、日々の酒造りの活気が感じられるようにしたとともに、酒造りの 大敵である日差しを遮る庇をデザイン要素とし、これらを連続させることで蔵人たちの憩いの空間だけでなく、来訪者を 誘引する空間も生まれ、ゆるやかに開かれた酒蔵としてデザインした。
Design |
MIEKENJINKAI
SUGAWALAB., Tetsuya Sugawa
Kaida architect, Shuhei Kaida
ALP, Inc., Tomoyuki Eguchi
PEA…, Masayuki Ochiai
Construction | NITTO CONSTRUCTION CO.,LTD.
Graphic | ud, Yasushi Uemura
Lighting Design | CHIPS LLC., Kazuhiro Nagashima
Plasterer | Sugimoto Plaster, Kouki Sugimoto
Wood Supplier |
NOZIMOKU, Nobutaka Nozi
Mokuichi Marugo, Hitoshi Maekawa
Landscape | NISHIMURA KOGEI CO.,LTD., Naoki Nishimura
Glass Art | Yorito Nishinaka
Calligrapher | Koushi Hasegawa
Photo | Tololo studio, Hiroshi Tanigawa
清水清三郎商店
